★りすぽけっとは、年間30万円の配当金を獲得を目指す初心者向け米国高配当ETFブログです

【15年で増配率2倍!】構成銘柄562の米国大企業が作るVYMを完全解説

ほったらかし米国高配当ETF
VYM検討中
VYM検討中

VYMって有名だけど自分には合っているのか知りたい。

VYM検討中
VYM検討中

VYMの中身をもっと知りたい。

このような悩みを持っている方向けの記事です。

どうも、Seriです。

配当利回りが高く、キャピタルゲインも狙えるVYMですが、なんとなく良いファンドと思っていないでしょうか?

中身を知らずに投資するというのは、目隠ししながら野球をするみたなものなので非常に危険です。

この記事では米国高配当ETF「VYM」を深堀して、VYMを買うことによってどんな恩恵やデメリットがあるのか?誰がこのファンドを買うべきか?というところまで踏み切って解説していきます。

VYMの概要

ティッカー名:VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)
資産運用会社:Vanguard(バンガード)
設定日   :2006年11月10日
運用総額 : 約 704億ドル(約 10兆円)

ベンチマーク(指数)

VYMのベンチマークは、FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックス(FTSE High Dividend Yield Index)

VYMはこの指数の成果を目指した運用を行います。

〈FTSE High Dividend Yield Index資料〉

https://www.lseg.com/content/dam/ftse-russell/en_us/documents/ground-rules/ftse-high-dividend-yield-index-ground-rules-redacted.pdf

この指数は、持続的に高い配当を出す大型株・中型株を中心に、米国高配当株をまるごと集めた株の平均です。

ベンチマークの選定基準

①予想配当利回りランキング上位50%が対象銘柄(過去実績ではない)
②予想配当0の企業はポートフォリオから除外
③流動性が高い
(参考:FTSE Russell社

配当金と安定的な成長を求める投資家のためのベンチマーク(基準)となることを目的に運用されています。

りすくん
りすくん

実際にVYMは配当金も基準価格も伸びているよ!

選定基準

VYMの銘柄は米国市場の大型・中型株を対象に、12ヶ月先までの予想配当利回りが高い上位50%の銘柄を抽出し、時価総額加重方式で構成されます。
〈データ元:FTSE Russell社

銘柄入れ替えは毎年3月、9月の年2回行われ、新陳代謝が起きます。

米国予想配当利回りランキング

I/B/E/Sというサービスが提供するデータから算出され、多くのアナリストの予測を平均した、配当利回りが高い上位50%をまるごとVYMの構成銘柄に選出されています。

※予想配当利回りランキングについて、FTSE Russell社HPを調査しましたが、見つけることができなかったので、内部的な機密情報と思われます。

VYMにどの銘柄が入っているか確認する方法は、バンガード社のVYM専用ページでチェックする必要があります。

〈参考:バンガード社HP

りすくん
りすくん

米国の今後の配当利回りが高い会社を専門家がランキング付けしていると考えてもらうだけで十分だよ!

リバランス基準

VYMは毎年3月と9月の2回リバランスして、基準に合わない銘柄を入れ替えます。

VYMの選定基準

①新規銘柄は予想配当利回りランキング上位45%以内が対象
②既存銘柄は予想配当利回りランキング上位55%以内が対象
③流動性が高い
(参考:バンガード社)

流動性については、実際に市場で取引できるか?取引できる株はどれだけあるか?などが見られます。

時価総額加重平均

VYMはポートフォリオの株式に均等に投資しておらず、時価総額が大きい株式にほど多くのお金を投資します。

つまり、大企業ほどVYMに占める割合が大きくなるということです。

〈参考:バンガード社HP

上記はVYMを占めるTOP10の銘柄の一部ですが、時価総額(市場価値)が大きいほどファンドの割合は高くなっています。

りすくん
りすくん

倒産しにくい企業への投資割合を増やしたり、余計なリバランスをせずに済んだりするから、安定した高い水準の配当金を実現できるんだ。

構成銘柄のルール

高配当株投資は1つの企業への集中投資を避けるということから、国・セクター・企業ごとにたくさん分散投資します。

そのため、個別株やHDVではセクターや銘柄ごとに「配当金は全体の10%まで」のようなルールを設けるのですが、VYMにはそのルールがありません

現在のセクター(業種)内訳

2026年1月末現在のVYMのセクター(業種)内訳は以下のとおりです。

〈参考:バンガード社HP

VYMの構成比率は、景気に左右される景気敏感なセクター(エネルギー・財務、金融・テクノロジーなど)が7割以上を占めます。

景気敏感セクターは金利や物価上昇によって業績が変わるリスクの高いセクターであることから、安定した配当金が今後も出せるか?という懸念があります。

しかし、年2回(3月、9月)に起こる銘柄入れ替え(リバランス)や時価総額の高い銘柄を多く取り入れる時価総額加重平均によって、2026年3月現在まで増配し続ける実績を出しています。

(参考:Seeking Alpha

(分散については別記事で公開予定)
・【注意喚起】高配当株投資初心者が陥るたった1つの致命的な失敗回避法を完全解説!

経費率(運用コスト)

VYMの経費率(運用コスト)は0.04%です。

〈参考:バンガード社HP

HDVで解説したように、配当金から差し引かれる費用なので配当利回りに直結します。

・【9割が知らない】ETF(上場投資信託)の運用金額と経費率の関係(後日投稿予定)

VYMに向いている人=将来の選択肢を増やしたい

VYMに向いている人は、「将来の選択肢を増やしたい人」です。

理由

・購入時の配当利回り水準が低いから
・毎年増配しているから
・トータルリターンが高いから

購入時の配当利回り水準が低いから

VYMは基準価格が高いことから、常に配当利回りが低く、いつでも買うことができません。

つまり、今日から配当金生活をしたい人には不向きな商品です。

〈過去10年の配当利回りの推移〉

(参考:Seeking Alpha

ご覧のとおり、配当利回りは2%後半~3%前半を推移している状態です。

毎年30万円の配当金をもらうには1,000万円以上の元本が必要になります。

毎年増配しているから

VYMは配当利回りが低い一方で、設定日(2006年)から毎年増配している実績があります。

(参考:Seeking Alpha

過去10年の増配率の平均値は約5%で、約15年で配当金が2倍になる計算です。

計算式

【一般的な計算式】
(1+0.05)ⁿ 〈n=年数〉

【72の法則を使った計算式】
72÷年利=2倍になる年数(投資期間)

72÷5%=約14.4年

今の配当利回りが低くとも、増配率を加味することで将来的な配当金や配当利回りが爆発的に伸びていきます。

2016年に年利3%で購入していた場合、配当利回りは約5.3%まで上昇していたことになります。

しかし2023年から2025年の実績を見ると増配が微増のため、今後の伸び悩みが懸念です。

※別記事では、年間30万円の配当金を受け取る方法や高配当ETF1本で良い理由を解説予定。
・【経済的自立の1歩】米国高配当ETFで年間30万円の配当金のもらい方を徹底解説!(後日投稿予定)
・【元本500万で達成!】年間30万円の配当金が米国高配当ETF1本買うだけで達成できる理由(後日投稿予定)

トータルリターンが高いから

長期的に基準価格と配当金を含めたトータルリターンが高いのがVYMの特徴です。

(参考:Seeking Alpha

表はHDVと比較した2026年3月現在の基準価格です(赤と緑のグラフがVYM)。

2012年(HDVの設定日)からの比較

【VYM】
キャピタルゲイン:約+231%
インカムゲイン(増配率):約+120%
経費率:0.04%

【HDV】
キャピタルゲイン:約+146%
インカムゲイン(増配率):約+82.2%
経費率:0.08%

VYMは長期で運用した場合のトータルリターンが高く、配当金額が増えたり、キャピタルゲインを増えたりする可能性があるので、将来自分が取れる選択肢が増えることになります。

HDVはリターンが低い代わりに、常に高い利回りを維持していたり、企業の選定基準が厳しかったりすることから常に枕を高くして生活できる安定感があります。

詳細はこちらの記事をご覧ください。

VYMの購入タイミング

高配当株投資は、少ない元本で資金効率を高めたいので、安く買って配当利回りを高くする必要があります。

比較表

【必要な元本の違い】
年間30万円の配当金シミュレーション
・配当金30万円÷元本1,000万円=配当利回り3%
・配当金30万円÷元本 600万円=配当利回り5%

必要な元本(取得単価)を下げると、配当利回りが上がり、目標を達成しやすくなる。

実現するためには買うタイミング(どんな値段になったら買うか?)をあらかじめ決めておく必要があります。

過去のデータを見ない限り実際いくらの利回りで推移しているのか?過去最高はどのくらいだったのか?という相場感が分かりません。

りすくん
りすくん

高配当株投資は「買いが全て」と言われるくらい、高い利回りで買うことが重要なんだ。

VYMの過去の配当利回り推移

〈過去10年の配当利回りの推移〉

(参考:Seeking Alpha

配当利回りは基本2%後半~3%前半を推移している状態で、コロナのような暴落相場でなければ高い利回りで買うことができません。

VYM配当利回り推移

【通常時】
2%~3%を推移

【暴落時】
(2020年~2021年間)3.5%~5.5%を推移

2020年に配当利回り5%で購入できた場合、2030年には配当利回り8%まで上昇することになります(増配率5%を想定)。

・【超実践的】過去チャート・配当推移から見たVYMの購入タイミングを徹底解説(後日投稿予定)

りすくん
りすくん

配当利回りが3.5%~になってから購入を検討することになるね。

購入ルール

少額で年間30万円を達成するには配当利回りを上げる必要がありますが、とりあえず下がったから買い増ししてはいけません。

なぜなら、どこまで基準価格が下落するか分からないからです。

初心者
初心者

配当利回り4%だ!100万円買うぞ!

初心者
初心者

配当利回り4.1%だ!100万円買うぞ!

初心者
初心者

配当利回り5%だけど、買うお金が無い…

このように手元の現金が枯渇する恐れがあります。

高配当株投資において、目的の配当利回りになったらいつでも買えるように準備することが大切なので、事前にどのくらいになったら買うべきか?何回にわけて買うべきか?を考えておく必要があります。

予算の組み方や適切な購入数量については別記事で解説していきます。

・【超重要】米国高配当ETFの購入適正金額・量を完全解説!(後日投稿予定)

まとめ

VYMが向いている人

将来の選択肢を増やしたい人(インカムゲイン、キャピタルゲインの両取り)

初心者
初心者

今すぐに購入して、配当利回り5%で運用してやるぜ!

という商品ではなく、長期的に保有することで真価を発揮します。

VYMの特徴

・米国の中・大型企業562社を対象に投資(2026年1月31日時点)
・対象銘柄はI/B/E/Sが提供する予想配当利回りランキングの上位50%
・配当利回りが高い銘柄に比重を大きくする時価総額加重方式を採用
・業種・セクターは7割が景気敏感株で構成されている
・景気敏感株により基準価格の伸びがあることから、キャピタルゲインを狙える
配当利回りは2%後半~3%前半を推移
・配当実績は設定日から毎年増配(年平均5%増配)

VYMは今日明日で配当金生活を実現できるわけではありませんが、将来の年金で賄えない分を配当金で補填したり、先祖代々受け継ぐマネーマシンになったりと、あなたが将来お金に困らない資産にになるものです。

配当利回りが高くなったタイミングで買うことができれば、あなたのポケットに毎年休まず多くのお金を運んできてくれるはずです。

あなたがお金と時間に困らないような情報をこれからも発信していくので、また別記事もご覧ください。

ではまた!

コメント